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歴史と文化12号

栃木県歴史文化研究会編

【特集-民俗学の現在】柏村祐司「帝釈山間地における餅食について」、小川聖「栃木の造り酒屋と近江商人」、木村康夫「口承文芸の諸相――芳賀・高根沢地区を中心にして」【論文】川田純之「天保後期以降の徘徊浪人の動向」、荒川善夫「戦国期下野佐野氏の権力構造の推移」、平野哲也「江戸時代北関東農村における米穀の流通・加工――下野国芳賀郡の地域経済・資源活用と村方地主」など。

B5判/136頁/定価2200円(本体2000円+税)

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著者紹介

栃木県歴史文化研究会

郷土の歴史と文化の研究を推進する目的で1991年に発足。講演会や各分野別の講座・セミナーを開催するほか、機関紙「歴史と文化」を発行。


目 次

巻頭言 田中正造にとっての大学  大嶽 浩良 1

特集 民俗学の現在
 帝釈山間地における餅食について  柏村祐司 3
 栃木の造り酒屋と近江商人  小川  聖 17
 口承文芸の諸相――芳賀・高根沢地区を中心にして  木村 康夫 27

研究論文(・本会第十二回大会報告)
・天保後期以降の徘徊浪人の動向  川田 純之 35
 戦国期下野佐野氏の権力構造の推移  荒川 善夫 45
 江戸時代北関東農村における米穀の流通・加工
  ――下野国芳賀郡の地域経済・資源活用と村方地主  平野 哲也 59

史料紹介
 「会社創立法方大意」について  池田 真規 77
 賢江祥啓と新出の地蔵院「両界曼荼羅図」について  橋本 慎司 86 

書評・随想・話題
 大町雅美著『自由民権運動と地方政治』(大嶽 浩良) 93
 松本一夫著『東国守護の歴史的特質』(江田 郁夫) 96
 荒川善夫著『戦国期東国の権力構造』(新井 敦史) 100
 五七調民謡の宝庫・栃木県(小林 豊) 104
 大金宣亮氏の逝去を悼む(橋本 澄朗) 107

活動記録
 栃木県歴史文化研究会活動の記録 108

各種情報欄
 文献情報(図書一覧・研究論文一覧)116
 平成十四年度栃木県内発掘調査情報 124
 栃木県内所在文化財新規指定等の状況(平成十四年度) 127