日光近代学事始
『日光近代学事始』

栃木県歴史文化研究会・近代日光史セミナー編

避暑地、登山、そして金山開発、洋風建築と祭礼、近代日光の歩み__文明開化の明治期。日光を舞台に繰り広げられた歴史絵巻きをさまざまな視点から解析した近代史。特に「日光の登山史」や「日光の近代洋風建築」「西沢金山のこと」などは、今まで体系づけて取り上げてこなかもの。
(新書判/152頁/定価 本体1000円+税)
 ISBN 4-88748-001-6
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目次


発刊にあたって  栃木県歴史文化研究会常任委員長 柏村 祐司 3

日光の登山史  中川 光熹 9
 江戸以前の山岳史
 信仰登山の推移
 近代登山の足跡

避暑地・日光町 そのつかの間の夏  福田 和美 25

小杉放菴 近代の日光に生まれた画家  田中 正史 39

日光弥生祭の明治  山澤  学 50
 弥生祭と手踊狂言
 明治初年のまつり
 手踊狂言の再興
 日光弥生祭の「伝統」

日光の近代洋風建築  岡田 義治 63

アーネスト・サトウの見た奥日光
   その野外派博物学的取材のまなざし  尾田 啓一 74
 はじめに
 サトウの見た奥日光
 サトウの生い立ちとそのまなざし
 おわりに

空想資料館
 「国際観光地・NIKKO」を創ったひとびと  佐藤 信明 85
  はじめに
  第1室 「NIKKO」はジャパニズムの合言葉
  第2室 「文明」の伝導師・Drヘボン
  第3室 日本理解のスペシャリスト-アーネスト・サトウ
  第4室 「徳川の聖地」の崩壊-幕末から明治にかけての日光の変遷
  第5室 碧眼の訪問者たち
  第6室 「近代国際観光地、NIKKO」への変身
  第7室 マスが人を釣った-グラバーからアングリングクラブまで
  第8室 描かれた「日光」
  おわりに

西沢金山のこと  佐藤 壽修 102
 「西沢金山」とは
 西沢金山(跡)の位置
 当時の交通など
 西沢金山の開発の端緒
 川俣村民、西沢金山を再発見する
 高橋源三郎の鉱山開発
 足尾台風、西沢金山を襲う
 西沢金山探鉱株式会社の設立
 西沢金山の鉱物資源
 足尾銅山鉱毒問題の影響
 鬼怒川流域の住民、鉱毒対策に行動を起こす
 西沢金山の終末

保晃会 日光の保存につくした人々  石川 明範 119
 明治維新と日光
 保晃会の結成
 保晃会の目的
 保晃会の拡大
 保晃会の転機
 保晃会の果たした役割

五百城文哉と城数馬の日光  中山 洸一 133

年表 148

あとがき 150