学校教育を見直す
『学校教育を見直す』

横島章

もはや理想論だけでは、今の教育を救えない。教育の現実を見えにくくしている「常識」を一つひとつ再検討する。
●受験競争はなくならない
●信頼関係は接触の関数か
●「学校は楽しい場」ではない
●体罰の基準がわからない_。
(A5判/80頁/定価 本体800円+税)
 ISBN 4-88748-009-1


目次

 序 文

1 受験競争は無くならない 5

   識者のコメント 5
   受験競争について 6
   受験競争の背景 7
   教師の生徒を見る目 9

2 信頼関係の重視 12

   口を開けば信頼関係 12
   信頼関係は接触の関数か 13
   生徒から信頼される教師 15
   信頼される教師とは 15
   青年期の特質 16
   同一化、感化作用 17

3 生徒を理解することの限界 19

   「生徒理解なくして指導なし」 19
   文部省の「生徒指導の手引き」書 20
   労働省の公正な選考・採用に関する指導方針について 21
   自己像、自己概念 22
   作家・加賀乙彦の感性 23

4 性悪説の採用 24

   二重の規範の併存 24
   二重の規範の使い分け 25
   性善説26
   性悪説―無限の可能性― 27
   性悪説―人の二面性― 28
   バランスの大切さ 29

5 「学校は楽しい場」ではない 31

   教育課程審議会の
    「中間まとめ」について 31
   学校は楽しい場? 31
   現実の学校 32
   私の体験 32
   朝日新聞の社説 33
   教育論の共通の欠点 34





6 体罰について 35

   理想と現実 35
   青年における理想と現実 36
   努力の成果 36
   体罰の内容 37
   黒磯北中学校事件 39
   体罰の報道 40
   どの程度の体罰か 40
   体罰の解釈 40
   体罰の基準が分からない 42
   体罰を知らない理由 43
   体罰の規定 44
   体罰の限界 45
   最近の心理学書 47
   親の懲戒権 47
   不変の真実か 48
   テキスト「生徒指導」批判 49
   各種の調査結果 49
   体罰の範囲 53
   東久留米中学校事件 53
   判決へのコメント 54
   コメントへの私の疑問 54
   別の教授のコメント 55
   学校現場を体験せよ 56
   学園紛争のなかで 56
   教師はおとなしすぎる 57
   文部省のいじめ対策 57
   教師に支えを 58
   沖原氏の報告 58
   最近の資料「アエラ」 59
   まとめ 60

7 カウンセリングの効用と限界 61

   カウンセリングの重視 61
   カウンセラーの心がまえ 62
   教育相談 63
   教育相談の限界 64

8 生徒指導の全体像 66

   生徒指導の範囲 66
   問題行動 67
   よい授業について 67
   創造性について 68
   規範意識 69
   規範意識の内実 71
   我慢すること 72
   「かわいい子には何をさせるか?」 72
   人権教育の振興73
   仲間関係 74
   「人権」のひとり歩き 74

 あとがき