遥かなるアリランの故郷よ[改訂版]
遥かなるアリランの故郷よ[改訂版]

栃木県朝鮮人強制連行真相調査団編

 連行者五四一三人、犠牲者一〇一人。第二次大戦中、労働力確保のため強制連行された朝鮮人を追跡調査。
(A5判/276頁/定価 本体2000円+税)


目次


  発刊にあたって 飯塚昭吉  1
  思いを新たに 趙吉壽  5
  はじめに 猪瀬建造  8

【序 章】 歴史の闇へ光を 

  朝鮮人強制連行の背景  19
  栃木県における朝鮮人強制連行調査への道  28

【第一章 調査編】 困難な追跡

  強制労働中に機銃掃射の嵐
   ――関東ドロマイト工業羽鶴鉱業所・藤岡飛行場〈栃木市・藤岡町・岩舟町〉  45
  トンネルの中で高射砲を製造――東芝茂木地下工場〈茂木町〉  52
  風化されず残る砲弾坑・地下工場――東京動力機械製造地下戦車工場〈烏山町〉  58
  採石場を利用した一大軍事工場――中島飛行機大谷地下工場〈宇都宮市〉  60
  過去帳に記された四人の犠牲者名――能満寺〈宇都宮市〉  76
  強制労働の果てに珪肺病院で三〇年――日光鉱山・木戸ケ沢鉱山〈塩谷町・藤原町〉  80
  ダイナマイト使い飛行場の整地――埼玉飛行場・金丸陸軍飛行場〈黒磯市・大田原市〉  84
  当時を物語る掩体壕と駐機場――清原飛行場〈宇都宮市〉  91
  朝鮮人飯場と謎に包まれた工事――佐野屋組〈鹿沼市・岩舟町〉  95
  朝鮮人犠牲者の御霊を慰霊――やわらぎの里〈塩原町〉  103
  五十余年守られた犠牲者の遺骨――蓮慶寺〈足尾町〉  107

【第二章 証言編】 痛苦なる叫び

  歴史の真実を改めて問う――足尾銅山朝鮮人強制連行真相調査証言集会  117
    鄭雲模氏の証言
    高橋利雄氏の証言
  被連行者を探し海を渡って調査
   ――足尾銅山被連行者聞き取り調査  アリラン強制連行問題研究会  155
    姜煕達氏の証言
    趙観氏の証言
    被連行五氏の証言
    徐正友氏の証言
  悲惨な体験が語る甦る過去の重さ
   ――足尾銅山被連行者聞き取り調査報告書  アリラン強制連行問題研究会  180

【第三章 資料編】 名簿は告白する

  一〇二〇人を連行無給労働の可能性――古沢組〈鹿沼市〉  197
  残された雑木林「雑工」で二九人――古河電工小山工場〈小山市〉  215
  空襲で負傷二名翌日逃亡者多数――日本通運宇都宮支店〈宇都宮市〉  219
  出身地不明四名五七歳の高齢者も――吉沢石灰工業〈生町〉  225
  強制連行以前から朝鮮人多数が労働――日光土木建築〈日光市〉  228
  職種は「坑外夫」女性五人も名簿に――帝国鉱業開発釜之沢鉱業所〈塩谷町〉  234
  栄養失調や虐待死亡者は穴の中へ――地図にないアリラン峠  245
  犠牲者は七三人小滝に銘板建立――足尾銅山〈足尾町〉  249
  栃木県朝鮮人強制連行犠牲者  261

  あとがき  273