よみがえれ、足尾の緑 よみがえれ、足尾の緑

-植林ボランティアは挑戦する

足尾に緑を育てる会編

近代日本の発展を牽引した足尾銅山は、同時に深刻な鉱毒事件をひきおこした。川は汚れ、木は枯れた。煙害復旧のため100年前から続けられている足尾の緑化事業に、ついに市民ボランティアが合流した。緑したたる森の復活をめざして動き出した。
(A5判/80頁/定価 本体1000円+税)
 ISBN 4-88748-056-3
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著者紹介 足尾に緑を育てる会

煙害で荒廃した足尾の山に木を植えることをとおし、足尾が抱えるさまざまな問題を考えようと、渡良瀬川流域で活動する5団体(渡良瀬川研究会・渡良瀬川にサケを放す会・田中正造大学・あしおネーチャーライフ・わたらせ川協会)の呼びかけで1996年に発足しました。植樹会、草刈会などを実施。〔連絡先〕神山英昭 TEL0288-93-2180
目次

グラビア  緑よ再び! 写真・文 石井雅義

第1回足尾グリーンフォーラム「よみがえれ、足尾の緑」 2
記念講演 足尾から学ぶこと 立松和平 3
グリーンシンポジウム 6
パネラー 立松和平/青木章彦/西堀 稔/麦屋弥生
コーディネーター 新川忠孝

緑の再生をめざして 神山英昭 14
1.「育てる会」の結成への歩み  14
2.足尾銅山の隆盛と鉱毒被害  17
3.「育てる会」の課題と展望  20

足尾に緑を、渡良瀬に清流を 広瀬 武 25
    ――サケを放す会の活動報告――

私たちが目指しているもの 坂原辰男 30

環境保護の常識を覆す 萩原優騎 35
    ――なぜ、どのように、足尾に緑を育てるのか――

一本の苗木に夢を託して 石川栄介 42
    ――足尾の煙害と緑化事業の歴史――
1.足尾銅山と古河市兵衛  44
2.渡良瀬川流域に鉱毒被害発生  49
3.足尾銅山周辺への煙害  53
4.鉱毒予防工事命令と松木村の滅亡  56
5.復旧事業の開始と煙害の拡大  63
6.戦後の緑化事業の足跡  67
7.立ち上がった植林ボランティア  73