随想舎 

「大芦川緑のダム」宣言

かけがいのない山川を守るために

東大芦川ダムブックレット刊行委員会[編]

関東屈指の清流を守るために立ち上がった住民の熱い思いと、豊かな自然をビジュアルに紹介。併せて東大芦ダム建設の矛盾と問題点を論説。

A5判/96頁/定価1100円(本体1000円+税)
ISBN 4-88748-090-3

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著者プロフィール

東大芦川ダムブックレット刊行委員会
 ひがしおおあしがわだむぶっくれっとかんこういいんかい

「東大芦川総合開発」を憂える有志によってつくられた、ブックレット刊行を目的とした集まりです。本書はさまざまな立場からダム建設計画の実情に疑問を呈し、それぞれの視点からその矛盾点を突く論文と対談、座談会から構成されています。本書は大芦川の自然を愛するみなさまのご協力によって出版することができました。

目 次

大芦渓谷の四季 五反田 薫

はじめに
大芦川総合開発(東大芦川ダム)とは

〈対 談〉豊かな山川は、いまもなお残る動植物の“宝庫”
 大貫 林治(大芦川清流を守る会・立木トラストの会)/
 塚原久三雄

〈座談会〉“ミズガキ”たちが生息する清流と、
 類い希な自然を残したい
 石原 政男(西大芦漁業協同組合代表理事組合長)
 関谷 忠一(大芦川自然クラブ代表)
 竹澤 正之(西大芦地区自治会協議会会長)

東大芦川ダムQ&A ─“ムダなダム”はいらない

東大芦川流域の動植物とダム開発による影響
 日本野鳥の会栃木県支部長 高松健比古

疑問だらけの鹿沼市水道計画
 宇都宮大学教授 水谷 正一

大芦川上流にどのような森林整備をしたらよいか?
 宇都宮大学名誉教授 藤原 信

公共事業と損失補償制度 弁護士 大木一俊

治水面から見た東大芦川ダム計画の虚構
 水問題研究家 嶋津暉之

資料編
 東大芦川ダム関連年表
 東大芦川ダム平面図および断面図