随想舎 

新・渡良瀬遊水池

自然と歴史の野外博物館に

渡良瀬遊水池を守る利根川流域住民協議会[編]

 遊水池をラムサール条約登録地に!! 渡良瀬遊水池は、本州最大のヨシ原が広がる湿地帯、足尾鉱毒事件の犠牲となった谷中村跡地、たくさんの希少な動植物が生きている自然の宝庫です。

A5判/136頁/定価1100円(本体1000円+税)
ISBN 4-88748-127-6

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著者プロフィール

渡良瀬遊水池を守る利根川流域住民協議会

○代表世話人  高松 健比古

○事 務 局
 〒328-0053 栃木県栃木市片柳町4-16-1(猿山弘子)

○執筆者

 高松健比古(住民協議会・栃木県真岡市)
 大和田真澄(日本植物学会・栃木県足利市)
 一色 安義(日本野鳥の会茨城支部・茨城県古河市)
 大川 秀雄(渡良瀬遊水池昆虫分布調査会・栃木県足利市)
 布川  了(渡良瀬川研究会・群馬県館林市)
 針谷不二男(谷中村の遺跡を守る会・栃木県藤岡町)
 嶋津 暉之(住民協議会・埼玉県三郷市)
 飯島  博(わたらせ未来基金・茨城県牛久市)
 花輪 伸一(WWF日本委員会)
 事務局(高松健比古、嶋津暉之、猿山弘子)

○写真提供・協力者
 堀内洋助、高山堯、日向野哲夫、内田裕之、大川秀雄
 大和田真澄、寺内為敏、一色安義、稲葉瑞年、猿山弘子

○表紙イラスト
 大島英太郎

目 次

第1章 渡良瀬遊水池の自然
 渡良瀬遊水池の植物
 渡良瀬遊水池の動物―野鳥・哺乳類・魚
 渡良瀬遊水池の昆虫

第2章 足尾鉱毒事件と渡良瀬遊水池
 谷中村滅亡と田中正造
 谷中村遺跡保存の闘い
 足尾と渡良瀬遊水池

第3章 開発の波に抗して―残された課題
 住民協議会の結成と初期の運動
 第二貯水池計画の中止と住民協議会の活動
 谷中湖の水質改善策―ヨシ原浄化池の諸問題
 新たな大規模掘削への闘い―治水容量の増強問題
 遊水池の乾燥化と湿地再生事業

第4章 渡良瀬遊水池の未来を見つめて
 渡良瀬遊水池・エコミュージアム・プラン
 「懇談会」とグランドデザイン
 渡良瀬再生に向けた「わたらせ未来プロジェクト」
 ラムサール条約登録湿地への道

資料編
 渡良瀬遊水池のラムサール条約登録湿地指定を求める要望書
 渡良瀬遊水池総合開発(Ⅱ期)事業計画についての答申
 渡良瀬遊水池関連年表