随想舎 
渡良瀬の風土

神山勝三/解説 布川了

足尾鉱毒事件は渡良瀬川を「恵みの川」から「死の川」に変えた。谷中村廃村から80余年を経たいま、辛酸の民と田中正造の闘いの「現在」をレンズは追う。「1970年代以降、今日に至る定点観測の集成だ」

A4変型判/並製/152頁/定価3844円(本体3495円+税)
ISBN 4-938640-78-3
1996年3月1日 第1刷発行

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目 次

【フォト・ドキュメント】渡良瀬の風土


序 渡良瀬に注がれる厳しい目と暖かい目
    由井正臣

第1章 清澄なる気
    渡良瀬遊水池の位相

第2章 歴史の流れの淵で
    足尾鉱毒事件と被害農民

第3章 旋回する風景  
    谷中村と田中正造を追って

第4章 天恵と共生
    渡良瀬の息吹

第5章 脈動を超えて
    歴史と自然を守るために

解説 点描 鉱毒地 布川 了

「渡良瀬の風土」年表

渡良瀬川流域図

渡良瀬遊水池図

渡良瀬の風土 あとがきにかえて