随想舎 

感謝 そして旅立ちへ

栃木最高!

佐藤 悠介

 15年のプロサッカー選手生活にピリオドを打った佐藤悠介。やんちゃで波瀾万丈なサッカー人生を生き抜いた、自身が語るノンフィクションストーリー。幼い頃のサッカーへの思いや自己犠牲精神、苦闘と感動の逸話の数々。憧れのサッカー人・名波浩や栃木出身芸人・U字工事との対談等々。天才レフティーと言われてきた、武骨で不器用なサッカー人・佐藤悠介のひたむきな感謝の気持ちとセカンドキャリアでの野望がギッシリと込められた一冊。

四六判/並製/288頁/定価1320円(本体1200円+税)
ISBN978-4-88748-233-3
2011年2月19日第1刷発行

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著者プロフィール

佐藤 悠介  (さとう ゆうすけ)

1977年埼玉県北本市に生まれる。小学校のとき、本格的にサッカーを始めた。高校卒業後、Jリーグの名古屋グランパスエイトとプロ契約。その後、ヴィッセル神戸、大宮アルディージャ、モンテディオ山形、セレッソ大阪、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ1969、と渡り歩き栃木SCでユニフォームを脱ぐ。現役時代、利き足の左足でのフリーキックはワールドクラスと言われ、数々のゴールでファン・サポーターを魅了した。生まれながらのガキ大将。
口癖は「栃木最高!」

 <佐藤悠介 オフィシャルブログ Maestro

目 次

第一章 生涯サッカー人の始まり

サッカーとの出会い/左利きは特別扱い!?/どうしてもクラブチームで/中学時代、サッカー漬けの毎日/生意気なサッカー小僧/三人の指導者との出会い/高校時代、クラブから部活へ/サッカー? 学校?/Jリーグ開幕、高校二年生の決意/不安や孤独感/神戸での出会い/J初出場で実感を持つ/心底好きなチーム/初ゴールでやっとスタートに立つ/J1の厳しさを教えてくれた/新天地でのインパクト/ボランチへコンバート/キャプテンの役割と区切り/ヴェルディへ移籍/理想と結果の違い

第二章 人生を変えた出会い -感謝-

憧れのサッカー人 名波 浩/特別な存在
名波 浩×佐藤悠介 スペシャル対談 名波 浩に会いに行く この人のために 柱谷幸一/ステップアップのための別れ/尊敬と理解/共感できるサッカー観/オフザピッチでの恩人

第三章 そして、栃木へ

キャプテンの重み/俺は裸の王様/審判最高! 事件の真相/ここで終わりにしよう/都田のジンクス/本気でぶつかり合って再認識

第四章 JFLからJ2昇格へ

なぜ? 栃木に/プロとアマチュアのギャップ/「荒野」JFLの難しさ/J昇格のターニングポイント/昇格を決めた日/悲しい知らせ/今だから言える二〇〇八年の内緒(その一)/今だから言える二〇〇八年の内緒(その二)/今だから言える二〇〇八年の内緒(その三)/今だから言える二〇〇八年の内緒(その四)/今だから言える二〇〇八年の内緒(その五)

第五章 飽くなき闘争心
  -昇格後の闘い、一歩ずつ前へ-


二〇〇九年の苦悩/悲鳴をあげた右足/俺がパンクした!?/家族の支え/俺の二〇一〇シーズン

第六章 栃木への思いと分岐点

栃木サポーターの愛情/県民の歌で臨戦態勢に 壁のない付き合い -引退後、栃木を教えてくれたU字工事と語り合った
海外挑戦への思い/インドネシア・ジャカルタへ/ジャカルタでの葛藤/栃木しか考えられなかった/栃木の三年間で出会った選手たち/プロの自覚と生活習慣/視線/現状に満足するな!

第七章 新たなる旅立ち -夢を忘れずに-

結婚へ/俺の嫁/嫁から見た俺/サッカー少年・少女の保護者の方へ/十五年間もサッカーを続けられた理由/ライバルの存在/愛情と情熱の違い/勝ち負けの押しつけは個性を殺す/サッカーを愛する子どもたちへ/決断の日、十一月十六日/家族へ引退を報告/柱さんに引退を伝えた/二〇一〇年十一月十八日、残り四試合/栃木へ恩返し/俺の野望

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