随想舎 

戦国 知久氏の興亡

戦国 知久氏の興亡

知久 豊

知久 豊

 戦国の世をしぶとく生き抜いた男たちがいた!!
 武田軍団の武力に屈した信州伊那・知久一族は、あらゆる手段を駆使して家名存続を求め続け、やがて下野に安住の地を得た。
 長野県飯田市には「知久町」という地名があり、知久氏に纏わる寺院、史跡が数多く保存されていて驚かされた。そこで「知久氏」についてちょっと掘り下げてみてみようと思い着手してみたものの難渋を極め、浅学の筆者では「知久氏」の通史的なものを纏めること叶わず、比較的資料を多く収集できた戦国時代の「知久氏」を題材に「血統維持」に向け苦難の道を切り開いた知久氏の〝苦闘〟を時代小説風にまとめてみてはどうかと思い至った。(『あとがき』より)  

四六判/上製/160頁/ 定価1320円(本体1200円+税)
ISBN 978-4-88748-267-8
2012年10月29日 第1刷発行

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著者プロフィール

知久 豊  ちく ゆたか

 1945年、小山市乙女に生まれる
 栃木高校卒業
 中央大学卒業
 2006年、法務省定年退官
 現在
 保護司、民生委員
 しもつけ風土記の丘資料館友の会会員
 著書『歴史探訪 乙女の里物語』(随想舎)

目 次

天の巻 知久氏存亡の危機
空の巻 神之峰城炎上
虚の巻 女城主岩村城の悲劇
地の巻 再興を夢見て
恕の巻 関東の地で生きる