第10回日本観光地研究学会
「学会賞 観光著作賞(学術)」に
選ばれました。


 観光地日光その整備充実の歴史 

       

  手嶋 潤一

「観光地日光」の歴史を多角的に検証。

 本書は、「観光地日光」の歴史を明らかにしようとする試みである。

 観光という事象は多面的である。多くの分野の集合体と言えよう。全体が相互に関連し、それぞれに影響しあう。その結果が観光地を充実に導く。もちろん一分野の一側面だけを論じることも出来る。しかし観光の現場では、多面的総合的な対応が求められる。本書は、筆者が観光行政の現場で経験したさまざまな出来事とそこで出会った資料、また渉猟を重ねて巡り会った過去の資料からまとめたものである。

 観光に関わるさまざまな出来事を分析整理し考察を加え、そこから「観光地日光」の歴史を繙こうとするものである。観光の諸相を「観光行政」、「国際観光」、「交通運輸」、「地元の熱意」、「風景地計画家の足跡」の五つの分野に整理して記述した。(「はじめに」より)

A5判/上製/448頁/定価 本体2800円+税 
978-4-88748-323-1
2016年4月21日 第1刷発行

 

著者略歴

手嶋 潤一 (てしま じゅんいち)


昭和15年 北海道生
昭和39年〜平成13年 栃木県庁
平成15年〜平成25年 (財)国立公園協会評議員

技術士、博士(工学)
平成12年 田村賞(日光に関する一連の研究が対象)
平成22年 第3回日本観光研究学会「学会賞観光著作賞」(『日光の風景地計画とその変遷』が対象)




目 次


第1部 観光行政


 第1章 明治期
 第2章 大正期
 第3章 昭和戦前
 第4章 戦時中(昭和16~20年)
 第5章 戦後復興期(昭和20~29年)
 第6章 経済成長期(昭和30~47年)
 第7章 安定成長期以降(昭和48年~)
 第8章 観光行政のまとめ

第2部 国際観光


 第1章 西洋人避暑地日光中禅寺の幕開き
 第2章 避暑地中禅寺が外国人に認知・
         認識されてゆく過程
 第3章 国際的避暑地中禅寺の実相
 第4章 戦中・戦後・経済成長期の日光に見る国際観光
 第5章 国際観光のまとめ

第3部 交通運輸


 第1章 交通機関整備以前
 第2章 鉄道開設以降
 第3章 自動車輸送開始以降
 第4章 戦後復興からマイカー普及期(昭和20〜45年)
 第5章 マイカー普及以降
 第6章 交通運輸のまとめ







第4部 地元の熱意


 第1章 保晃会の活動
 第2章 国立公園設置運動
 第3章 地元の熱意のまとめ

第5部 風景地計画家の足跡
   日光を舞台に活躍した風景地計画家の系譜


 第1章 本多靜六
 第2章 田村剛
 第3章 千家啠麿
 第4章 風景地計画家の足跡のまとめ

第6部 本書のまとめ


 第1章 本書のまとめ
 第2章 筆者の所感