振り返れば私が、そして父がいる   


  立松和平・横松心平


 突然、逝ってしまった父に、どう、子は向き合ったのか。
 休む間もなく走り続けた立松和平の生涯を追う。

四六判/上製/312頁/定価 本体1800円+税
ISBN 978-4-88748-327-9
2016年8月20日 第1刷発行


著者略歴

立松 和平 (たてまつ わへい)


作家。1947年栃木県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。在学中に「自転車」で早稲田文学新人賞、80年『遠雷』で野間文芸新人賞、93年『卵洗い』で坪田譲治文学賞、97年『毒―風聞・田中正造』で毎日出版文化賞、2002年『道元の月』で第31回大谷竹次郎賞、07年『道元禅師』で第35回泉鏡花文学賞、08年『道元禅師』で第5回親鸞賞を受賞。そのほか多数の著書がある。10年2月逝去。


横松 心平 (よこまつ しんぺい)


作家。1972年東京都生まれ。北海道大学大学院農学研究科修士課程修了。著書『札幌はなぜ、日本人が住みたい街NO.1なのか』(柏艪舎)、『ご主人、「立ち会う」なんて、そんな生やさしいものじゃありませんよ。』(柏艪舎)ほか。




目 次


第一部 振り返れば私がいる
     立松和平


ゆっくりした出発
不思議の国への旅
早稲田大学に入学す
自己を武器化せよ
はじめての異国の景色
三角ズボンのこと
騒乱の時代
「石の会」でダルマを飲む
新聞紙を煮て喰う







第二部 振り返れば父がいる
     横松心平


父からのボール
眠る父のまわりで
南無妙法蓮華経
さるやま団地へ
旅も釣りも仕事?
ポチと『黄色いボール』
かけがえのない一日
三万七千五百枚の原稿用紙
サケ十本事件
第二の故郷
与那国島にて
対 立
五年九か月
鳩摩羅什
若き父がいたインドの寺に行く
弥山のお守り
自分の心に木を植えていく
「足尾に緑を育てる会」顧問見習いになる
百年前の精神を受け継いでいく
立松和平さんを偲ぶ会
父への手紙  281
立松和平の小説 ブックガイド