歴史と文化 8号
栃木県歴史文化研究会編
【論文】荒川善夫「東国戦国期地域権力論ノート」、平野哲也「江戸時代中後期北関東平場農村における山林利用」、大嶽浩良「兵賦・農兵・軍夫」、阿部邦男「宇都宮藩による山稜御修補事業建白の背景」などを収録。
B5判/140頁/定価2200円 (本体2000円+税)
目 次
巻頭言 男女差別のない世の中をめざして――新しい視点での歴史編さんを期待する 柏村祐司
●研究論文(本会第八回大会報告)
東国戦国期地域権力論ノート――戦国期国衆論を中心として 荒川善夫
江戸時代中後期北関東平場農村における山林利用――下野国芳賀郡主穀生産地帯における山林資源の商品化 平野哲也
兵賦・農兵・軍夫――幕末期軍制改革と下野農村 大嶽浩良
宇都宮藩による山陵御修補事業建白の背景――藩主戸田家の家系・家風と重臣県信緝の存在を通して 阿部邦男
●研究ノート
境林古墳出土の「制作対象不明の形象埴輪」について 國井弘紀
日光と周辺の愛宕神像 奥村隆志
古代の下野国南部について〈とくに寒川郡域を中心として〉――シリーズ下野中世史の成果と課題(四) 佐久間弘行
●歴史随想
黒塚の衝撃と年輪年代法――毛野の年代に連動するか(大出雪夫)
家光公年忌法会に随喜して――日光山輪王寺宝物殿(目崎靖子)
中世の「新田荘」を訪ねて――史跡見学会記(冨祐次)
●話題
表彰を祝す 大川清先生の「栃木県文化功労者」・尾島利雄先生の「地域文化功労者」(柏村祐司)
●活動記録
栃木県歴史文化研究会活動の記録
●各種情報欄
文献情報(図書一覧・研究論文一覧)
平成十年度栃木県内発掘調査情報
平成十年度栃木県新指定文化財
