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人間だもの生きてるよ

『人間だもの生きてるよ』


身体障害者・高齢者福祉旅館 醍醐の森編

「14カ月の命」と宣告された1987年6月6月。頚椎損傷、複雑骨折、重度の脳挫傷。交通事故にあい半年間の意識不明状態を経て、奇跡的に一命を取りとめた章喜とその家族の献身的な看病をつづった感動の手記。

B5判/216頁/定価1650円(本体1500円+税)
 ISBN 4-88748-019-9


目 次

 植木章喜君へ 長 林 寺 住 職 矢 島 道 彦 5
 植木章喜君の入院経過 川崎市立川崎病院脳科 竹 中 信 夫 9
 「埴輪」に思うこと -植木章喜君へ- 足利工業大学助教授 相 場 和 夫 15
 カンバック植木。100万ドルのえくぼをいつまでも 植木の笑顔を守る会 猪 俣 有 一 18
 足工大時代の思い出 醍醐バンドメンバー 宮 嶋 正 彦 20

僕は、元気です - 植木章喜くん 感謝のつどい - 27

 「十四か月の命」 30
 会場に流れた章喜の歌声 32
 「あっくん菩薩、やっちゃん菩薩」 34
 「出発の日」 35

生命の尊さを感じ、章喜とともに生きる 母・康子

 「恵まれた運命のもとに生まれて」 41
 少年時代 44
 語り草 47
 音楽の才能 50
 アルバイト 50
 建設会社の現場監督 59
 1987年6月6日 65
 「植物人間」 71
 忘れられない日 76
 退 院 80
 沢渡温泉病院 82
 家族の愛の力 86
 自らが授かった仕事 90
 「生きているお金を使いなさい」 91
 お正月 94
 後ろ姿 98
 章喜の生命力を誇りとして 99
 家族の言葉 102

普通の人の一の可能性に近づけるよう、百の努力をしていきたい 姉・靖佳

 病院が自分の家 111
 意識戻らず 114
 音楽に反応する章喜の表情 115
 「普通の人間」として 119
 夜の付き添い 126
 「生きたいよ」 128
 知恵熱 133
 妹の結婚式 138
 一日の生活 142
 リハビリ 147
 日常会話 151
 「一の可能性のため百の努力」 154

障害者と健常者の「共生」をきちんとした形で示したい 兄・幹博

 「民間でも福祉はできる」 169
 障害者と健常者の「共生」 172
 障害者の立場に立ったサービス 174
 新しい挑戦 178
 あっ君ありがとう-義姉 由美子 180

醍醐の森で、多くの人たちとの新たな出会いを 父・和則

 醍醐の森のシンボル 185
 靖佳の提案 185
 全面敗訴の判決 188
 旅館法の中で最大限理想を追及 190
 こころを売る旅館 192
 「本当の愛とは、同一の方向を見られること」 196
 身内に障害者を持って初めて見えてくるもの 201
 私たちができる福祉の在り方 204
 交流の場 206
 新たな出会い 209
 豊かな森が蘇る 211