随想舎 
路上に生きる命の群

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路上に生きる命の群

宮下 忠子 編

今日もひとつの命が路上に消える。全国で1万5千人を超えたといわれる路上生活者は何を考え、どう生きようとしているのか。
その現状を報告し、問題解決に向けた対策を提案。社会の病巣に鋭く迫る渾身の記録。

四六判/368頁/ 定価 2,750円(本体 2,500円+税)


目 次

第1章 巡回相談からの報告  私に生きる力をくれた捨て犬ハナ(中沢元)  三十四年目の路上(森下繁)  いつかの日のように(小笠原容子)  路上に自由を求めて(岡本隆子)  路上に生きる女たち(宮下忠子) 第2章 大都市にみる路上生活者の実情 ― いま何が起きているか  大阪における高齢日雇労働者の実態と対策(海老一郎)  横浜とホームレス問題(須藤八千代)  東京都における路上生活者と人権(宮下忠子) 第3章 将来への課題 ― あとがきにかえて  解雇を規制し、失業者の就労を(海老一郎)  横浜方式の福祉サービス(須藤八千代)  ホームレス問題の基本的視点(宮下忠子)