カッタカタの唄

カッタカタの唄

茂木真弘

製糸の町の面影は消えても、ひとつの唄が歴史を語る。「良質の糸を取るためには女工たちの労働意欲が大切、自然と口ずさんでもらえるような唄」。工場長と中山晋平、野口雨情の情熱が新民謡「須坂小唄」を誕生させた。

四六判/112頁/定価1045円(本体950円+税)
ISBN 4-88748-042-3

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著者プロフィール

茂木真弘 (もてぎ まさひろ)

1952年、栃木県佐野市に生まれる。足利工業大学卒業。民謡を中心に郷土芸能の歴史を調査研究。主な著書『どじょうすくいと金山踊り』(随想舎)『しもつけ盆踊り考』(随想舎)


目 次

第一章  製糸女工の唄

第二章  童謡と民謡

第三章  新民謡「須坂小唄」

第四章  夢のあとさき


主な参考文献
 『須坂市史』
 『上高井誌』
 『写真集 須坂 小布施・高山・若穂 百年史』(須坂新聞社)
 『丘に立ちて 童謡號』(竜丘青年会教育部)
 『中山晋平』(銀河書房)
 『野口雨情 回想と研究』(野口存彌編・あい書林)