全踏査日光修験
 全踏査日光修験

 〈日光修験三峯五禅頂の道〉

 池田 正夫

 『手鑑』『手日記』『私記』『秘密記』など古文書をたよりに、単独行で「日光修験三峯五禅頂」の踏み跡をたどった研究記録。
 調査に丸六年、全行程を六巡し、各拝所に奉納された修験僧たちの信仰対象をひとつひとつ確認した。
 追体験した行程図、古文書、写真を多数収録。日光修験研究の先駆けとなる好著


 A5判/並製/408頁/定価 本体4700円+税
 ISBN 978-4-88748-201-2
電子書籍
 

著者プロフィール 

池田 正夫(いけだ まさお)

昭和13年3月5日 栃木県宇都宮市古賀志町生まれ。
鹿沼高卒、宇都宮大学学芸学部卒。専門は数学および技術科。宇都宮市立姿川第一小学校長(平成5年~7年)、宇都宮市立泉が丘小学校長(平成8年~9年)を歴任。
退職後、宇都宮市立中央公民館社会教育指導員(平成10年~13年)を勤めた。退職後に山行を始め、平成11年から丸6年掛けて日光修験三峯五禅頂の全行程を6巡。
現在、栃木県内にある古道の山道を踏査中。

  目 次


  発刊に寄せて 日光山興雲律院住職 中川 光熹
  はじめに


冬 峯

  冬峯を辿る
  冬峯行路図
  冬峯事始
 古峰原への道中(大宿~古峰原)
   小太郎坂にて/沼内にて/中野にて/森崎にて/八岡にて/大芦川の渡河/古峰原にて/深山巴ノ宿へ
 深山巴ノ宿にて
   雪におおわれた深山巴ノ宿/苛酷な修行に思いを馳せる
 禅頂行者ノ道 其ノ一(深山巴ノ宿~竜之宿八竜)
   業門にて/住家金剛堂にて/足尾道にて/行者八竜にて/竜之宿八竜にて
 禅頂行者ノ道 其ノ二(竜之宿八竜~掛合宿)
   地蔵岳にて/掛合宿にて
 禅頂行者ノ道 其ノ三(掛合宿~佐ノ宿)
   薬師岳にて/ヒノキガタァーにて/佐ノ宿にて
 禅頂行者ノ道 其ノ四(佐ノ宿~化星宿)
   五葉にて/御セン菜にて
 化星宿にて
   稜線東側の棚部/酷寒の中の修行を偲ぶ/拝所を巡って/化星宿の修行「自化火」を考察する/化星宿の修行「施餓鬼」を考察する/化星宿を発つ
 星ノ宿にて
   大谷川を見下ろす高台/石質の異なる護摩壇と石鳥居/山内を俯瞰する松立山/日光三所権現を巡る


華供峯

  華供峯を辿る
  華供峯行路図
  華供峯事始
 華供峯を支えた副大宿
   「開闢」/日光三社を巡る/周到な出立準備
 道中 其ノ一(大宿~小来川~古峰原)
   古峰原へ/小太郎坂にて/山久保へ/小来川へ/八岡にて/古峰原神社へ/足尾道旧道を行く
 深山巴ノ宿にて
   深山巴ノ宿での修行とは/「笈」を拝して/三昧石へ/山中における苦行を偲ぶ/水清き修行場/大日との一体化とは
 禅頂行者ノ道 其ノ一(深山巴ノ宿~掛合宿)
   行者八竜・竜之宿八竜を経て/地蔵岳から稜線北上/掛合宿にて/薬師嶽八竜へ
 古谷宿にて
   古谷宿での修行は/雲表の細尾峠/歌浜宿へ山を越える
 禅頂行者ノ道 其ノ二(古谷宿~歌浜宿)
   山を越えて歌ケ浜へ
 歌浜宿にて
   風光明媚な歌浜宿/称名念仏を唱えて/華巖ノ滝の巌頭へ/半月山稜線へ/歌ケ浜にて
 道中 其ノ二(歌浜宿~牛王坂~本宮)
   石楠花を献じて/牛王坂にて/砂子沢にて
 「出成」へ
   出立の地「大宿」に戻る



夏 峯

  夏峯を辿る
  夏峯行路図
  夏峯事始
 夏峯の出発地点に立って
   星ノ宿にて
 夏峯出立へ
   松場にて/中ソネの観音様へ/月見ノ宿にて/二宮にて/馬頭石にて/気生ノ宿にて
 連なる尾根筋を西へ
   千載宿にて/五葉ノ宿にて/三之宿にて/大小松尾根を下る/ヒノキガタァーにて/駈合にて
 旧屋ノ宿にて
 歌之浜宿へ
   カワゴ石にて/茶ノ木平にて/駒擁護にて/拝所へ/歌之浜宿にて



 湖南岸を辿る
   夕暮ノ宿にて/多和ノ宿にて/黒檜岳へ
 千手原から三右衛門沢へ
   千手ケ浜にて/千手原にて
 男嶽之宿へ
   行者ノ宿にて/男嶽之宿にて
 国境稜線を行く
   錫ノ宿にて/錫ケ岳へ/小池ノ宿にて
 白錫尾根を行く
   治田ノ宿にて
 白根山へ
   峯筋を駈ける/前白根山から五色沼へ/白根山山頂へ/再び五色沼へ
 金精峠にて
   五色山から金精峠へ
 温泉ノ嶽から竜池ノ宿ヘ
   温泉ケ岳山頂へ/竜池ノ宿にて
 深山之宿へ
   深山之宿にて
 於呂倶羅山から山王帽子山へ
   於呂倶羅山へ/山王帽子山へ/ハガダテの鞍部から小太郎へ
 太郎山から寒沢宿へ
   太郎山へ/寒沢宿に駈下る/寒沢宿にて
 大真名子山へ
   大真名子山北面稜線へ取り付く/千鳥返しを下る/大多和宿にて
 男体へ参る
   男体山の往復
 再び寒沢宿へ
   御沢金剛峡へ/軽石沢より寒沢宿へ
 小真名子山から女峰山へ
   小真名子山ヘ/富士見峠にて/帝釈山へ/馬背渡りにて/女峰山へ/唐沢宿にて
 下山へ
   火口壁の稜線を行く/前女峰山にて/箱石にて/白樺金剛にて/水呑にて/寂光石にて
 一之宿にて
   推定地一之宿跡に立つ
 時空を超えて
 


五禅頂

  五禅頂を辿る
  五禅頂行路図
  五禅頂事始
 五禅頂を支えた「大宿」
   三社遶堂へ/外山参詣へ/寂光参詣へ/出立前に好天候を祈る
 阿弥陀ガ峰へ
   新宮から滝尾下向道へ/行者堂にて/壱之宿にて/殺生禁断境石にて/児墓金剛堂にて/寂光石にて/水呑にて/白樺金剛にて/八風にて/黒岩へ/箱石金剛堂にて/竜口金剛堂にて/前女峰山へ/石地蔵の印を探すも不明/竜巻之ナギを越えて唐沢宿へ
 唐沢宿にて
   瑠璃宿とも呼ばれた唐沢宿
 峻嶺を行く
   静寂の唐沢宿/女峰山へ/帝釈山にて/富士見峠にて/小真名子山へ
 寒沢宿にて
 絶嶺太郎山へ
   寒沢薙左岸尾根から太郎山へ/大真名子山へ/大真名子山北面稜線に取り付く/北面をよじ登り大真名子山山頂へ/巨大溶岩下の岩屋/千鳥を下る/志津峠へ向かう
 大田和宿へ
   カラマツ林に囲まれた大田和宿
 霊峰男体山へ
   広大な鞍部志津を行く/湿地帯も見られる鞍部志津/脆弱な地質の男体溶岩/山頂点に天を突く大太刀/男体山御本社・本宮にて/赤褐色の火山砂礫帯を下る
 中禅寺にて
   中禅寺湖北岸の地にて
 中禅寺道を下る

   あとがき
   参考文献
   ご協力いただいた方々・団体