随想舎 

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転生 那須与一

島 遼伍

 二十二歳の若さで京都で死去したとされる那須与一…。ところが、彼は生きていた。周囲を欺き、国を捨て、一人の女のもとへと旅立った。目指すは、敗軍平家随一の美女・玉虫の前。波瀾万丈の恋の道行を描いた表題作「転生 那須与一」。最強を誇る武田騎馬軍団と宇都宮勢の死闘〈金崎の戦い〉を題材にした「最後の一手」、田沼意次時代の宇都宮城下を舞台に武士の哀歓を描いた「三人のさむらい」など、野州大地に生きる命を紡ぐ中短編小説集。

四六判/上製/288頁/定価1980円(本体1800円+税)
ISBN 978-4-88748-158-9

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著者プロフィール

島 遼伍  (しま りょうご)

1957年、栃木県宇都宮市に生まれる。
栃木県立氏家高等学校卒業後、大正大学英文科に入学。

著書「北関東会津戊辰戦争」「下野軍記」「下野風雲録」「戦国関東名将列伝」「下野寺社歴訪記」(随想舎)、「改易の城」「戊辰の城」(下野新聞社)など多数。

目 次

転生 那須与一

部落のおきて

最後の一手

逆面城の姫霊

三人のさむらい