随想舎 

謎解き紀行

徳川埋蔵金 下

会津の地に眠る一千万両発見

山中 廣稔

秘密の扉を開け放つ。岡崎、駿府、久能山、川越、江戸、水戸、日光、そして京都。日本縦断の謎解き紀行がここに完結。徳川埋蔵金のありかを指し示す暗号をたどり、行き着いた先は戊辰戦争の激戦地会津だった。一千万両の財宝は、いまも確かに地中深く眠っている。
 地図、写真多数。上巻も好評発売中。

A5判/並製/360頁/定価1980円(本体1800円+税)
ISBN 978-4-88748-166-4

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著者プロフィール

山中 廣稔  (やまなか ひろみ)

1951年、栃木県生まれ。
現宇都宮市在住。2006年、企業生活にピリオド。
ライフワークとしてきた「徳川埋蔵金の謎解き」を初めて公開する。

目 次

第1章 北斗の道に隠された謎
 ~埋蔵金発見のヒントとなった数々の秘密~


其ノ一 上巻のあらすじと埋蔵金の発見
    『謎解き紀行 徳川埋蔵金』(上巻)のあらすじ
    「きんざぶろうの歌」の解読
    「かごめの歌」の解読
    京都に隠された南斗の秘密
    最後の一書と埋蔵金の発見

其ノ二 岡崎城と徳川家康の謎
    岡崎城を歩く
    龍城神社の謎
    徳川家康の名前に隠された秘密
    松平・徳川家の菩提寺、大樹寺を訪ねる
    家康の命を救った大樹寺の寺僧たち
    「龍の衣」に隠された謎
    大樹寺に残された徳川将軍歴代の位牌

其ノ三 駿府城に秘められた謎
    北斗第二星の駿府城
    家康と豊臣秀吉
    家康、江戸に向かう
    秀吉の死去と北斗信仰
    関ケ原の戦いと北斗の道
    家康の駿府城
    古地図より紐解く駿府城の姿
    北斗の真実を伝えるドン・ロドリゴの日記
    家康の死と辞世の句の謎
    北斗思想で造られた駿府の町
    京都南斗の道と駿府城の関係性
    駿府城の古地図から町の着工時期を知る
    古地図と浅間神社の配置

其ノ四 久能山東照宮に込められた謎
    久能山東照宮の歴史
    徳川家康の死去と遺言
    久能山東照宮の完成と日光東照宮への改葬
    久能山東照宮を参拝する
    1159段の石段の謎
    楼門の謎
    獏の彫刻の謎
    久能山の配置と階段の謎
    家康が家光に託した龍の彫刻
    拝殿に秘められた3枚の彫刻
    家康公の御霊を祀る神廟
    家康公のご神体、宝刀「三池典太」の秘密
    刀に記された謎の文字と三池典太光世の秘密
    「ソハヤノツルギ」の意味
    「ウツスナリ」の意味
    「妙純傳持」の意味

其ノ五 川越喜多院に秘められた謎
    北斗第四星、喜多院
    喜多院の完成にみる家康と天海上人の関係
    山門に飾られた龍と狐の彫刻
    鐘楼門の鷹と松の彫刻
    多宝塔の鳥の彫刻
    家光の心と意志が反映された客殿
    慈眼堂建立の謎
    仙波東照宮の建立
    北斗の道を示した東照宮の2つの石段
    東照宮拝殿にも鳥と松の彫刻が
    絵師・岩佐又兵衛が描いた三十六歌仙
    天海上人が導師を務めた三芳野神社の謎
    家光の意志が残された三芳野神社
    三芳野神社の改装の謎
    「とおりゃんせの歌」の謎

其ノ六 江戸城に秘められた謎
    江戸城入城と家康の歩み
    古くから存在した「江戸」の地名
    家康と江戸。理想に燃えた国造り
    大都市に成長した江戸
    難攻不落の江戸城本丸
    江戸城の図面から現れた龍の姿
    江戸を守る北斗の龍を発見

其ノ七 北斗第六星・水戸城の謎
    北斗第六星の水戸城と家康の苦悩
    秀吉から家康時代へ
    水戸藩の成立
    水戸藩の継承は名君光圀の心
    古地図から紐解く第六星の真実
    御三家・水戸東照宮の謎
    御三家と謎の数字

第2章 日光東照宮の謎
 ~絢爛豪華な彫刻が語りかける秘密のメッセージ~


其ノ一 謎に包まれた日光東照宮へ
    日光山の歴史
    聖域日光山に入る
    東照宮表門の謎
    知ってはならない恐ろしい三猿の秘密
    三猿に隠された秘密を解く
    三猿から浮かび上がった「わ」と「か」の秘密
    三猿の物語を解く

其ノ二 陽明門と門前の謎
    彫刻が語りかける秘密
    陽明門表側の彫刻を解釈する

其ノ三 陽明門裏側の彫刻
    黄金の世界の美しい彫刻群
    緑の狛犬上に飾られた彫刻を解釈する
    西側奥の彫刻を解釈する
    陽明門裏側の7枚の彫刻を解釈する
    中央3枚の彫刻を解釈する
    陽明門東側の彫刻を解釈する

其ノ四 唐門の彫刻
    久能山東照宮の継承
    朝見の儀は物語の始まり
    陽明門裏側の建物と彫刻
    祈祷殿の彫刻を解釈する
    神楽殿の彫刻を解釈する

其ノ五 本社拝殿の謎
    三十六歌仙の謎を解く

其ノ六 眠り猫の彫刻
    4枚の彫刻の謎
    奥社宝塔への道
    宝塔の道と宝の文字

第3章 天海上人の眠る慈眼堂の謎
 ~天海上人を守る六部天の秘密~


    天海上人の墓地
    延命坂を登る
    階段に隠された宝の文字
    慈眼堂を参拝する
    拝殿の彫刻
    天海上人の墓地
    6体の石像の謎
    六部天の姿と意味
    帝釈天と梵天の意味とは
    石像と六部天の関係
    石像の配置から推理する
    天海上人の謎かけを捜す

第4章 家光公の眠る大猷院の謎
 ~奥院の公開によって見えてきた秘密~


    三代将軍家光公の死去
    徳川家光の名前に隠された意味
    大猷院の構成
    仁王門より二天門に入る
    二天門に隠された秘密
    二天門裏側の風神と雷神の謎
    家光公の辞世の句
    黄金に輝く夜叉門の謎
    赤の夜叉の謎
    緑の夜叉の謎
    夜叉門の獅子と牡丹の謎
    青の夜叉の謎
    白の夜叉の謎
    龍の彫刻が飾られた唐門の謎
    唐門の鶴と龍の彫刻
    龍が持つ宝玉の謎
    本殿の謎
    家光公の奥院に入る
    鋳抜門に隠された秘密
    家光公の宝塔の秘密
    鶴亀の彫像の謎
    大猷院の階段の謎
    拝殿から家光公宝塔への道
    階段が示す文字の秘密
    奥院の階段

第5章 北斗の道の第八地、会津の謎
 ~会津藩歴代藩主の秘密~


    会津藩の歴史と家康の計画
    保科家と正之の誕生
    保科正之養子の謎
    家光と正之の対面と気になる数字
    会津藩歴代藩主の謎
    家光の息子と三代藩主
    会津松平家の歴史
    最後の会津藩主松平容保公の行動
    歴代肖像画に隠された会津藩主の謎
    二代藩主正経の肖像画
    三代藩主正容の肖像画
    初代藩主保科正之公の肖像画の謎
    三代藩主松平正容の秘密
    歴代藩主に引き継がれた秘密
    尺に隠された重大な真実
    尺の動きと作表の方法
    最後の藩主松平容保公と子孫
    松平容保公の辞世の句に残された謎
    辞世の句を解読する
    隠されていた容保公の決意
    保科正之の名前の秘密
    保科正之公の子供たち
    家光の息子亀松
    家光の息子鶴松
    息子と娘の不可思議な死
    二代藩主正経
    会津松平家の廟所を訪ねる
    正頼と正純、正経の墓
    三代藩主正容の真実
    松平家の墓地に向かう
    歴代藩主の墓と容保公の墓
    院内山に造られた墓の秘密
    八代藩主の謎と墓の秘密
    院内山の北斗七星
    家光の血筋と高須藩の関係
    家光の血脈を追う

第6章 会津に残された最後の第三書
 ~「会津磐梯山の歌」と「小原庄助さんの歌」を解読する~


    最後の第三書、民謡「会津磐梯山の歌」の発見
    会津磐梯山の歌を読む
    会津磐梯山の歌を解読する
    歌を詠む「4名の人物」の謎
    歌に隠された意味を解く
    埋蔵金の隠し場所
    「小原庄助さんの歌」を解読する
    「小原庄助さんの歌」に隠された仕掛け
    文字数に示された家光公のこだわり
    天才がつくった歌の秘密
    会津磐梯山の歌を書いた4人の人物
    残る第4小節は誰が書いたのか
    会津磐梯山の歌を北斗語で解釈する
    小原庄助さんの歌を北斗語で解釈する
    埋蔵金の秘密を記した人々

第7章 遺訓と和歌に隠された謎
 ~北斗語による解釈で明らかになる秘密~


    東照公御遺訓の本当の意味
    遺訓を北斗語で解読する
    天海遺訓の真実
    崇伝上人の遺訓
    知恩院の和歌
    徳川家康公の辞世の句
    家光の辞世の句と和歌を解く
    家光公の和歌を解釈する
    通りゃんせの歌を解読する
    かごめの歌を解く
    きんざぶろうの歌を解釈する
    松平容保公の真実

第8章 土津神社の謎
 ~埋蔵金と墓の秘密~


    土津神社を目指して
    埋蔵金の眠る土津神社に入る
    亀の石碑の出現
    保科正之公の死を推理する
    巨大な亀の謎
    土津神社奥の院の道
    奥の院の道と正之公の墓
    燈籠に記された文字の謎
    吉川惟足の登場
    吉川神道の奥秘返却の謎
    保科正之公と吉川惟足公の歌
    2人の歌に隠された秘密
    「はいかみみ とみのもん」を解く
    保科正之公の和歌に込められた意味
    吉川惟足の和歌に込められた意味
    吉川惟足の最後の和歌
    亀の指に残された秘密
    五代目以降の亀の指の秘密
    亀の指に隠された最後の謎
    浮かび上がる「宝」の文字
    埋蔵金が眠る保科正之公の墓
    正之公の柩と石棺の配置
    千両箱が置かれた場所
    千両箱の配置を想像する
    計算された敷地面積を検証する
    埋蔵金の価値はどれほどか
    埋蔵金の所有者と法的問題

第9章 未解決な謎を解く
 ~京都より始まった謎解き紀行を振り返る~

    未解決な謎・京都
    金地院の襖絵と庭園に隠された秘密
    渉成園の宝の文字
    二条城唐門の彫刻
    日光東照宮の未解な謎
    猿の彫刻に隠された埋蔵金の秘密
    陽明門前の下向きの彫像
    陽明門の耳洗いの彫刻
    陽明門の瓶割りの彫刻
    大猷院に残された「みみ」の秘密
    衝撃的な「逆さの柱」の秘密
    家康公宝塔の謎
    保科正之の和歌と俳句の謎
    正之公の最後の謎かけ
    「とがなくて死す」と万葉集の謎