随想舎 

今を読んで明日を読み解く「Hint」

13年の歴史

鷲尾 賢一

 約1万冊の知識が世相を読み解く。13年間にわたり発行し続けた協同組合栃木情報センターの情報紙「Hint」の中から選りすぐった論考を集大成。歴史に学び、現代に斬り込み、未来を見据える渾身の一冊。著者の約1万冊に及ぶ読書歴に裏打ちされた、世相を読み解く“ヒント”を満載する。

四六判/上製/336頁/定価1256円(本体1142円+税)
ISBN 978-4-88748-220-3

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著者プロフィール

鷲尾 賢一  (わしお けんいち)

 昭和4年(1929)6月、新潟市の老舗「澤山饅頭屋」の嫡男として生まれた。仕事の出来る人間を見定めるのに飯の食べ方の早い奴がいい仕事が出来るとの定説があるが、私はその逆でゆっくりよく噛んで食べなさいの教えの中で育った故に、自衛隊の幹部候補生学校の生活では非常に苦労した。飯は、かっこむ食べ方でないとついていけない。
 その後、10数年間、防大、一般大卒業者の幹部教育に当った後、A&K(能力開発会社)のチーフトレーナーとして、心理学に基づいて開発されたトレーニング即ち、長い間自分自身が身につけて来た殻を打ち破る「心が変われば行動が変わり、行動が変われば結果が変わり、それが業績につながる」の手法で日本国中の企業、団体等にトレーニングを展開して来た。
 その後、独立して21世紀マインドシステム研究所を設立。ロータリー、ライオンズクラブ、法人会その他各種企業、病院、学校、団体で講演、トレーニングを実施。そのユニークさが大いに評価された。
 平成2年3月、縁あって協同組合栃木情報センターを立ち上げ、20年間理事長として経営に当たり、現在、事業経営の組合員数約1000社を擁している。

読者の声

全国の経営者、自衛隊関係者から絶賛!!

社員教育に最適な一冊。

本書を読んでたくさんの方から、感動のメッセージが寄せられています。

・ 今まで抱えていた問題が、「Hint」読んで解けた(主婦)
・ 社員教育の教科書に、これほど最適な本はない(会社経営)
・ 書店で渡辺淳一の本を買おうと思ったが、隣りにあったこの本を手に取った。
  内容を見てすぐさま購入し、家に帰って一気に引き込まれるように読んだ(一読者)
・ 世に出るべきして出た素晴らしい本である(全国ビジネスサポート協同組合連合会会長)

目 次

平成9年(1997)

人を動かす要諦[哲学]
企業発展の人間関係トップ(指揮官)とスタッフ(参謀)[経営]
人の心を動かすものは何か[教育]
挑 戦[文化]
「当たり前のこと」ができているか[教育]

平成10年(1998)

ヤル気[教育]
時代の激変に対応するために[哲学]
自分の惟い(自己の持つ無限の力)は叶えられる[哲学]
夫婦の絆[哲学]
アメリカに旅した九八年の思い出[文化]

平成11年(1999)

社長のこんな性格は経営にマイナスだ[経営]
瀬島流参謀教育(着眼点 思考過程)[経営]

平成12年(2000)

廃墟から立ち上がった日本の実力を取り戻せ[経営]
日常空間からの脱却[文化]
小渕前総理を偲ぶ[政治]
崩れ行く日本[教育]
カルロス・ゴーンの変革は潜在能力を引き出す[経済]
新聞をどう読み 情報をつかむか[文化]

平成13年(2001)

感動は生きる力[哲学]
感動は経営の力[経営]
靖国神社[歴史]
ソクラテスの産婆術[文化]
躾の厳しさを忘れた父親、甘やかすだけの母親[教育]
古き優れた日本の伝統文化言語、躾を復活させよう[文化]
褒められる事を考え続ける[哲学]

平成14年(2002)

道路公団の道路行政と問題点についての考察[経済]
知価社会では知価は一瞬の輝きを放つ[経済]
有事関連法案の制定と果たして自衛隊は日本を守れるのか[防衛]
優秀な日本人よ自信と誇りを取り戻せ[哲学]
日本の社会変革を予言する龍虎とライオンの寓話[哲学]

平成15年(2003)

日本には、すごいポテンシャルがあり二十一世紀の世界をリードするであろう[経済]
ユビキタスってなーんだ[経済]
国連という舞台とその中にいる日本の検証[政治]
歴史教育の目的[教育]
寝ても醒めても[哲学]
祇園のお茶屋遊びを知っといやすか[文化]

平成16年(2004)

親と子と孫の絆[教育]
イラク戦争の大義と自衛隊のイラク派遣[防衛]
マレーシア前首相のマハティールの直言とエールを大事にしたい[哲学]
消費者の欲しい商品がない[経営]
この国の不可解[政治]
イスラエル(独創先進国)の頭脳を活用すべし[文化]
武士道精神[文化]
日本国家の実力を示せ[政治]

平成17年(2005)

国の誇りを失った時、国は衰亡する その延長線上が靖国問題である[哲学]
日本の明治を歴史に学ぶ[文化]
日本のもの作りは世界一[経済]
母と子の話[教育]
五 省[哲学]

平成18年(2006)

寝小便たれ勉強の出来ない男が志ひとつで日本の歴史を変えた[歴史]
我らが先祖 凛とした武士、日本人は偉大な誇り[文化]
アメリカの戦略と日本[防衛]
気配りの出来る男は仕事も出来る[歴史]
父母が我が子に教えるべきこと[哲学]
石原知事の卓見と日本国民の無責任観[哲学]
トヨタの世界戦略[経済]
獄中の男がそれをバネに猛勉の上、日本外交の父になった[歴史]

平成19年(2007)

アインシュタイン博士を驚嘆させた日本の文化、伝統[文化]
自衛隊指揮官から政治に志を変えられた佐藤正久さんに期待したい[政治]
シュバイツェルの箴言[文化]
上杉鷹山の偉業と教え[歴史]
人間は意味を求める生き物だ[哲学]
大勢の前で話す時に大事な事は、間を取ることである[文化]
アインシュタインのコンプレックス[哲学]

平成20年(2008)

甦れ戦略家 石原莞爾[歴史]
名優は出が大事 別の言葉は物事のタイミングを逃すな、だ[経営]
地震に備える心構えは出来ていますか[地質学]
日本に諜報機関なきは致命的[防衛]
世界で始まっている凄絶な資源争奪戦[資源]

平成21年(2009)~平成22年(2010)

憲法を改正出来ない日本の理由[政治]
軽量日馬富士がなぜ大関になれたか[文化]
日本人が持っていた祖国愛、武士道精神、大和魂を早く取り戻さなければ[哲学]
諸外国に対し毅然として威信をかけた外交が出来なければ日本の存立はない[政治]
日本の人口構造と日本の生産性について考えなければ[経済]
感動のサービス[経営]
アリと組織と脇役の研究[経営]
欧米も注目する「ヤクルトレディ」の仕組み[経営]
誇りを持って国旗を掲げて大きな声で国歌を歌おう[経営]
西郷隆盛と島津斉彬との出会いが明治維新の偉業に繋がった[歴史]
病気にならず病気を治す白隠禅師の秘法[医療]