随想舎 

生きる

梅沢 秀夫

 地域紛争や内戦、核開発競争の止むことのない現実、子どもの未来は子ども自身の手によって作ることはできない。今を生きる我々大人の責任が問われている。

新書判/並製/32頁/定価1017円(本体925円+税)
978-4-88748-304-0
2014年12月16日 第1刷発行

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著者プロフィール

梅沢 秀夫  うめざわ ひでお

 1939年生まれ。
 定年退職後、母親を介護するなかで体の不調を感じる。母親の三回忌が済み、直腸がんの治療を始める。骨盤内の臓器を全部切除。以後、馴れないストーマでの生活が始まる。悲嘆にくれる生活のなかで手を差し伸べ、健全な生活へと導いてくれた3人の家政婦さんと4人のヘルパーさん、闘病中に心の支えとなって励ましてくださったボランテイア団体“ピアサポート”の方々。皆様に、今を生きていることを感謝している。健康を取り戻しつつある今、自分にできることはないだろうかと模索している。

著作
『生魑魅─ハナミズキ 瓦全 術後日記』(随想舎)2011年
『今を生きる─欠けた瓦の妄想 かわらのかけらのこころ 瓦全』(随想舎)2013年
『妄想と女神』2014年

目 次

まえがきにかえて

子ども

文明の逆説

アンネの日記を傷つける人

祭 り

生の喜び

あとがきにかえて